先日我が家で大事件が起きました。
それは夕ご飯の時の事です。
仕事から帰ると子供たちは先にご飯を食べていました。
僕も手洗いうがいをして、席につくと娘(小3)の不可解な行動が目にとまりました。
その日のメニューは白飯、鮭、煮物、味噌汁だったのですが娘が太ももの間で何かをしているのです。
気になって娘に何しているの?と聞いたところ「鮭の骨を取ってるの!」
という答えが返ってきましたが、お皿の上ではなく何かを隠すように太もも間にティッシュを挟んでそこに鮭の骨を入れているというのです。
明らかに行動がおかしかったので「見せなさい」というと娘は首を横に振り見せません。
もう一度強く迫ると泣きながらティッシュにくるんだものを机に出しました。
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この時、ある程度想像はついていましたがうちの子に限ってまさかそんなはずはないと自分に言い聞かせ、恐る恐るティッシュの中身を確認すると中には鮭の身の部分が入っていました…。
そうです。親に隠れて鮭の身の部分をティッシュにくるんで捨てようとしていたのです。
あまりに衝撃的な出来事に僕と奥さんは言葉を失いました。
まさか自分の子供がそんな事をするなんて思ってもいなかったので怒りがこみ上げてきました。
何故こんな事をしたのか問い詰めると娘は泣きながら
『お菓子を食べすぎて食べれなかった』
というのです。
この日は友達が家に遊びに来ていてお菓子はいつもより多く食べたのかもしれません。
それでもこんな事をするとは思ってもいませんでした。
元々、娘はあまりご飯を食べないのでいつもご飯の量は減らしています。
時間はかかりますが何とか食べていたので、心配しながらも見守っていました。
そんな時にこの事件。
僕も奥さんもどうして良いのかわからず娘のしたことに、ただただ腹を立ててしまいその時は怒ることしか出来ませんでした。
結局その日はティッシュにくるんだ鮭も他のご飯も全部食べなさい!と言って3時間かけて全て食べさせました。
厳しく育ててきたわけではありませんが、しつけはしっかりとしてきたつもりだったので、今回の娘のしたことが許せませんでした。
二度としないように約束させましたが、”隠す”という行動を取った娘が心配になりました。
その日の夜、今回の件について娘に手紙を書かせました。
書かせた理由は、言葉ではうまく言えない気持ちでも手紙なら言いやすいかと思ったからです。
文章ではなく、思っていることをそのまま書きなさいと言ったので箇条書きのようになっていますが、最後の一文、泣きました。
(出だしがパパとママではなくママとパパというのが少し気になりますがw)
娘も今の現状(ご飯があまり食べれない)を何とかしたいと思っていることがひしひしと伝わってきました。
今でも、まだご飯を食べるのは時間がかかっていますが、精一杯頑張っている姿は見て取れます。
今回の件は親としてすごくショックを受けましたが、今回の事がきっかけで娘が成長してくれることを切に願います。
親になって、はじめて親の気持ちが分かると言いますが本当にそうですね。
子育てって難しい…。
comment
娘さんぐらいの年齢の、特に女の子ってこういうことよくあるのではないでしょうか。ウチの娘たちもあまり食べなかったような記憶があります。もう少し立ってスイミングスクールに通いだした頃からそれこそけっこうガッつくようになりはしましたが….^^;記事中の文書から優しい子供さんだなあと思いました。
きりんあっぷさん
コメントありがとうございます。
そうですね。そういう年代なのかもしれませんね。
あまり怒らず見守りたいと思います。
はじめまして。
スルーしようかとおもったのですがどうしても気になったので。
2人の娘(大学生)を持つ母です。
ウチの娘たちも驚くほど食が細いです。周りが心配するほどですが、そういう体質のようです。
残さず食べる、早く食べるのも大切ですが、それ以前に娘さん食事を楽しんでますか?
記事を読んでとても気になりました。
浮島さん
コメントありがとうございます。
僕の娘はパンの時は食事を楽しんで、ご飯(米)の時は苦しんでるとまで言いませんが、楽しそうではありませんね…。
おっしゃるように体質もあると思うので、あまり責めずに成り行きを見守りたいと思います。
残したかったら、残せばいいんだよ。隠さなくていいから。というように言うべきです。
ふだん、感情的に怒るから、隠したのでしょう。食べ物は腹が減れば言われなくても食べるのだから、子どもが親の態度に理不尽さを感じるのはよくないです。
おせっかいとは思いましたが、3時間もかけて食べさせたというのは、長すぎて無理強い感がありましたものですから。
id:rekisitanさん
コメントありがとうございます。
無理強いはよくないですね。親として反省すべき点もあったと思います。
今は少し食欲も増えてきたので一安心です。
大学生の女です。
普段家族と暮らしていて、食事を共にする時もあります。
本題ですが
娘さんの食事のマナーの件。これはマナーというか、私だったら思いっきり残します。笑
作ってくれたお母さんやお父さんに申し訳ない、怒られたくないという気持ちから娘さんは隠したんでしょうが
親からしたら残された事がショックよりも、隠された事がショックなんですよね
そしたらまず自分達が食べれない分は食べれないと残すこと、それか食べる前に今日はお腹すいてないから、少なめでいいやとまず自分が食べられる分だけ娘の前で取り分けること
もはやあなたの家族の場合残すことも、少なめにしてという事も許されていないような気がしちゃって
そんな気を使う食卓って楽しいとは思えません。
食事の時に何が大事かって喋りながら美味しいを共有する事が大事なんだと思います。
コメントありがとうございます!
そうですね。隠すのではなく自分から言ってくれたら状況は変わったと思います。
あれから、娘も時間はかかっていますが頑張って食べてくれているのでもう少し見守ろうと思います。
9歳の母です。うちも食が細く、食事では悩まされますが、食べてもたべない日も、嫌になるまて無理しないで食事するように、私自身が、残されてイライラしても、食べられるフルーツや口当たりの良いものをあげる。食事のことで怒らないように気をつけてます。怒れば、どうにかして隠そうとするのが子供だと思う。これからどんどん隠し事増えるから、都度隠されると、何かの時に対処出来ないから、たいしたことでないときは怒らない。子供を萎縮させるだけ。
>ゆきさん
コメントありがとうございます。
そうですね。怒ると逆効果な気もしますが、そのバランスというか線引きが難しいですね。あれからしばらく経ちますが今は少し改善してきたので今は何も言わずに様子を見ています。
手紙を書かせましたとありますが
~させましたというのは
しつけという名の強制ですね。
それを発達教育学では「強制型しつけ」といいます。
親の価値観を子供に押し付けては
いけないと思います。
「手紙を書かせた」という部分だけに言及したコメントです。
以上。
ファン・ジニの記事からリンクされていたので、つい見てしまいました。
ずいぶん前の記事ですが現在はお子様のお食事はだいぶ変わりましたでしょうか。
私事ですがあなた様と同じように食事に関して厳しい家で育ちました。
私の場合は怒られるのがイヤなのと、しつこく言葉でやりとりさせられるのが面倒臭くて、食べ物を口につめこむ、トイレで捨てる!を繰り返したり、妹のお皿にこっそり投げ込んだり。
とにかく子供心に食事の時間は大嫌いでしたし、毎度毎度自分の食べたくないものを食べないで済ませるために神経を使って疲れたものです(笑)
そのまま大人になりましたら、爆発したのか、好きなものだけ好きな時に好きなだけ食べるようになりまして、そのあまりの自由さに幸せを感じてしまい、40代の今でもひどい偏食です。
徹底して食べたいものしか食べないため太ってしまいましたしね・・・
子供の時の抑圧、強制、我慢の反動たるやものすごいものがあります。
ご家庭によってどの形がよいのかはそれぞれですが、この記事から1年たった今、お子様が少しでも楽しくおいしくお食事をされていることをお祈りしております。
>みすねさん
そうですね。強制して手紙を書かせたのは悪かったと思います。その後は無理に食べさせず様子を見ていたら、今では普通に何でも食べる元気な子になりました。
>みかんさん
コメントありがとうございます。
あれから食事に関してはあまり強く言うことを止めて、今では何でも食べる元気な子になりました!
あの時の行動を思い返してみると、隠すという行為がどうしても理解できずに、自分の感情を押し付けていたと思います。
反省するべき点も多いですが、食欲も戻り元気に育っていることが本当に嬉しいです。